資格取得

文系社会人が1か月で合格!G検定の合格体験記!

こんにちは。ioRi(@mynameis_ioRi)です。

今回は、生粋の文系人間な私が日々の仕事をこなしながら1か月という限られた期間でG検定に合格できた方法についてまとめていきます。

これからG検定の受験をしようか考えている方の参考になれば幸いです!




G検定とは

G検定(ジェネラリスト検定)とは、AIやディープラーニングについての基礎的な知識を問う検定です。

日本ディープラーニング協会が運営しており、第一回が2017年2月開催とまだまだ新しい検定となりますが、徐々に認知度が上がってきている、今まさに注目の検定です。
※システム技術者向けのE試験というさらに専門的な資格も存在します。

G検定受験のきっかけ

会社で勧められたことが受験のきっかけでした。

勧められるまで検定の存在すら知りませんでした。

強制ではなかったので受験しなくてもよかったのですが、IT人材の必要性は年々増していくだろうなという感覚があったのと、単純に面白そうなテーマだなと思い受験することにしました。

また、勤めている会社が提供するサービスの中にAI利用を謳ったものが出ていたこともあり、

ioRi
ioRi
AIの知識ゼロのままだと周りに置いて行かれる…!

なんていう危機感を感じていた背景もありました。

G検定の試験範囲・難易度

試験概要

受験資格誰でも受験可能
受験費用一般:13,200円(税込)
学生:5,500円(税込)
試験形式知識問題(多肢選択式・220問程度)
試験会場自宅(オンライン受験)
実施時期年3回実施 ※詳細はこちら

自宅でオンライン受験=「ネットで回答調べ放題!」と侮ると危険。

試験時間が120分のうち、220問程度を解き切らないとならないため、基礎的な問題はきっちりと即答して進められるよう準備しておくことが必要です。

合格率

(引用元:https://www.jdla.org/)

過去の受験者数と合格者のデータは上記の通り。
回によって差はありますが、毎回およそ6割が合格しています。

また、合格ラインは7~8割と言われることが多いですが、日本ディープラーニング協会から合格ラインおよび得点については開示はされていません。

私自身、文系出身ではありますが、初回受験で合格できたので、対策をすれば合格は十分目指せる難易度だと言えます。



G検定の勉強方法

①参考書を読む

まず最初はG検定の公式テキストを読みました。

受験する9割以上の方がこのテキストを読んでいると思うので、必ず読みましょう。

内容が理解できなくても、そこで止まらずにとりあえず1周読み切ることが大切!

私は正直ほとんどわかりませんでした。笑

ですが、単純な読み物としては楽しく読めたので、最後まで読み切るのは苦ではないと思います(ここは個人差があるかも)。

私の場合、1冊読み切るのにかかった時間は1週間程度でした。


②公式問題集を解く

次に公式問題集を解きます。

こちらも公式テキスト同様、ほとんどの受験者が使っていると思います。

「問題集から全然出題されなかった」というネガティブな口コミが多くて不安になりますが、結果的にこの問題集はほとんどの受験者が使っています。

つまり、使わないと他の受験者と差がついてしまうということになるため、必ず購入することをおすすめします。

個人的には、(出題されたかどうかはさておき)解説などがしっかり載っていて全体的な理解を深めるのにとても役立ちました。


③動画で理解を深める

まだまだ少ないですが、ディープラーニングやG検定についての動画もあがっています。

中でもおすすめは次の2つ。
※リンククリックで動画サイトに遷移します。

[1]JDLA G検定模試をひたすら解説する!

受験までに一通り見ておきたい動画。

出やすいワードや、答えを導くための考え方を教えてくれるので、参考書ではカバーしきれないポイントをおさえることができます。

[2]Deep Learning入門

全体的に難しいですが、学習を進めていくとわかる部分も増えてきます。

学習時間に余裕のある人におすすめです。

④模擬試験を解く

模擬試験サイト:https://study-ai.com/generalist/

模擬試験の解説動画でも使われていたサイトです。

実際の試験同様の問題数を解くことができますので、一度は解いておきましょう。
実際に時間を計りながら進めると、本当に時間に余裕がないことに気付けるはずです。

間違えた問題は、解説動画で復習するとより知識が定着するのでおすすめです。

⑤カンペシートを作る


試験はとにかく時間との戦い。

カンペシートを作って、少しでも調べる時間の短縮を試みました。

カンペには、グラフとセットで覚えるものや、問題集を解いてもなかなか覚えられなかったものなどを中心にまとめていきました。

「あれ?これ思い出せない!なんだっけ?」となってしまったときのタイムロスがかなり減らせたので、検定に自信がない人ほどサボらずやるべきです!

ちなみに、私は実際の試験にあたり、ノートPCの画面で問題を解き、カンペシートでも分からなければモニターの方でネット検索をする!という体制で取り組みました。

⑥ディープラーニング関連の書籍を読む(余裕があったら)

試験まで比較的時間がある方限定にはなりますが、ディープラーニング関連の書籍を読むのもおすすめです。

参考:日本ディープラーニング協会の参考図書

私の場合は、時間もなかったので日本ディープラーニング協会の参考図書の中で唯一漫画形式の書籍のみ読みました。

勉強の息抜きにもなり、公式参考書や問題集で学んできた内容の復習にも十分なったので読んでよかったと思います。

気軽に試験範囲の概要をおさえるにはぴったりの1冊です。


 

時間に余裕のある方はこちらの書籍もおすすめです。

試験中に焦ってしまったら

いざ本番を迎えてみると、対策してきた内容が驚くほど問題に出てきません。
もちろん、一定の割合で覚えのある出題はされるのですが、それ以上に初見レベルの問題が多い印象を受けると思います。

ですが、安心してください。

実際合格できた私もそうでしたし、受験者の多くも同じような状態になっています。

一番やってはいけないのは、そこで焦って検索で答えを一生懸命探そうとしてしまうこと。

そういう場面に直面したら、焦らず、とりあえず選択肢を選んでどんどん次に進むのが最善策です。

自信のない問題は目印を付けておくこともできますので、時間が余ったらそのときにネット検索で答えを探すようにしてみてください。

まとめ

経産省によると、IT人材の不足は、現状約17万人から2030年には約79万人に拡大すると予測されています(引用元:AI人材育成の取組

それに伴い、今後AIを利用したサービスや仕事はどんどん拡大していくでしょう。

そうした中でG検定という形でAIについて知識を得ておくことは、勉強してみてあらためて今後のキャリアに役立ちそうだなと感じました。

この記事を読まれた方がG検定に興味を持ってくださったり、G検定の合格に少しでも役立てばうれしいです!